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サステナビリティとスポーツの切っても切れない関係。行動するヒト・福内櫻子

ENDOCAのミッションは、”わたしたちを取り巻く環境とわたしたち自身を毒することなく、人々が自然と調和しバランスよく生活できる“を証明すること。お届けするInterviewでは、ファッション、スポーツ、ビューティー、ビジネスといった分野で、「バランス」を大切に暮らす人のストーリーを紹介していきます。

ランニングができるのは自然があるから

スポーツ系の広告モデルやランニングアドバイザーとして活躍する福内櫻子さん(Instagram:@sakurako_fukuuchi)。学生時代は陸上選手として日本インカレ決勝に出場、フルマラソンではサブ3(2時間59分以内に走りきること)を達成するなど、ランニングと密接に関わってきた。現在、サステナブルな指針や戦略が話題を呼んでいるサンフランシスコ発のD2Cライフスタイルブランド「Allbirds(オールバーズ)」の日本人初ブランドアンバサダーも務める。

スポーツアパレルやシューズを展開する「オールバーズ」。彼らの石油に頼らない植物由来の繊維開発や、製品ごとにカーボンフットプリントを公表するといった、環境に配慮したビジネスのあり方に福内さんは共鳴した。ブランドアンバサダーとしてサステナビリティとスポーツ、両者の重要性を伝えるべくランニングチーム「SakuraDashers」を形成し、率いているそう。

「外でランニングができるということは、そこに木々があり、きれいな空気があるから。『気持ちいい』という感覚は自然があるからこそ成り立っています。以前、環境社会問題に取り組む人は、Well-being(心身の健康)指数が高いというデータを見たことがあります。環境保護に取り組む人たちには運動をして心身の健康を維持してほしいし、ランニングをする人にはそうした環境を作り上げてくれている自然を守る大切さを考えてみてほしい。持続可能にしていくために、自分たちが何と繋がり恩恵を受けているのか、何に影響を及ぼしているのか、ランニングを通して体感する機会を作りたいです」

自分の最適解を探しつつ、行動する

環境問題に関するオンラインセミナーを受けたり、友人と情報交換したり、暮らしにエコアイテムを取り入れることも増えたという福内さん。サステナビリティに興味を持ち、行動を起こすようになったきっかけは何だったのか。

「はじめはヴィーガンや環境問題を語る人は、少し押し付けが強いという印象でした。それにSNS で“わたしは取り組んでいます!”と発信するのは、エゴなんじゃないかと。でも環境に配慮した暮らしをするのは、決して悪いことではないとも思っていて。わたしはスポーツを通して自然に恩恵を受けていて、それを還元したいという気持ちを持っているのは紛れもない事実。周囲にはすでに環境問題に意識を向けている人たちがたくさんいたので、彼らにならいつつその気持ちに素直になってみよう、と行動していきました」

しかし、サステナビリティを学ぶほどに自身の伝えていることと消費行動との矛盾に葛藤することも多くなった。そんな時は、“バランス”をとるように心がけているとか。

「 環境のことを考えるあまり食事や行動を過剰に制限して、苦しくなってしまっては持続できないですよね。だから、何事も自分にとっての最適解を見つけるようにしています。そのためには知って、体感すること。誰かにとっての“いい”がそのまま自分に当てはまるわけじゃないから、何かアクションを起こす時は、『なんでそれが本当にいいの?』と考えるように癖づけています。そして一度やってみる。体と頭で納得して選んだことの方が、心地いいし長く続けられると思います」

バランスを整えるためにできること

陸上競技者として体もメンタルも究極まで追い込む経験をした福内さん。引退した現在は、日頃の心身のメンテナンスに軽いランニングやヨガ、瞑想、念入りなストレッチを取り入れている。体がだるさを感じる時、心が落ち込んだ時、バランスが崩れている時は、少しでも体を動かすのがおすすめだという。

マイナスな状態や思考を上向きにするなら、外へ出かけて周囲を見渡したり自然のパワーをもらったり、ゆったりマッサージをしたり、自分や人や地球にいい小さな行動をとってみると、不思議と歯車があい始める感覚があります。体と心が求めていることに素直になってみる。それがバランスのとれた健やかさに繋がるのかもしれませんね」

福内さんは現在、人が日常的に自然と触れる機会を作る新プロジェクトを進行中。詳細は未発表だが、公開に向けてInstagramで情報発信していくそうなのでぜひチェックを。


福内櫻子@sakurako_fukuuchi
中学から陸上を始め、高校ではインターハイ出場。大学時代は陸上競技部女子長距離ブロックに所属し、学生オリンピックに出場するなどの成績を残す。現在は、モデル、タレント、ランニングアドバイザーとして活動中。

photo (top) : Kevin Tamashiro